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kitobitohouseの打ち合わせブログ


by kitobitohouse
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初めまして

立秋を過ぎたというのに、なんと暑い事
初めまして、この度kitobitohousuのプロジェクトに縁あって参加させていただく事になりました永井と申します。
unitaの横田さん繋がりで米戸さんを知り、この春工房の前を通る現場があって思い出し、ふらりと立ち寄って家具を頼むことになり・・・と、人の縁の面白さを有難くも感じているところです。

“unitaとkitobitoの家造り”これからどんなおはなしが始まるか、今からワクワクしています。「土に還る家」がテーマとか

昔から、日本の住まいは夏を旨とす。今に始まったことではないのに確かに昔とは違う今年の夏の暑さ。最近施主様から「風通しのいい家」「夏涼しい家」を造りたいという声が多くなりました。
考えるに、先人の生活様式の合理的な事。畳の間は、昼間は応接間に、夜はくつろぎの居間に、そして寝室に・・・・。掃除は箒1本雑巾1枚あればよく、釜で炊いたご飯は飯盆やソウキに入れられて食卓にと。それに比べて我が家の中を見渡せば電気製品の多い事、暑いはずだと思います。
小原二郎氏の著書『木の文化をさぐる』・・・・日本の住まいは解放的である。気候が温暖で四季の移ろいがはっきりして、その折々が美しく自然に恵まれていた。それを取り入れようとして自然との深い交渉が始まった。軒先、縁側といった自然と接触する場所は益々重要な役割を果たすようになった。こうした住まいを作るのに木は最も適当な材料であった。日本人が木を好んだもう1つの理由に、仏教の無常観があったと思う。私たちの先祖は、自然も社会も常に移り変わるものと悟っていた。その法則にさからわないで暮らしていくのが、日本人の生き方であった。すべては人間の命と同じように、限りあるほかないものと思っていたから、木のように朽ちて自然に帰っていく素材に、なにか心を惹かれるものがあったのだろう。
新しいことを始めようとばかりせず、原点に還ることが今求められているように思う。

原点に立ち返った、kitobitohousue できるまでお付き合いさせていただきたいと思います。
よろしくお願い致します。                    chiemi-nagai
by kitobitohouse | 2008-08-11 17:56